味わいたくない痛み

社会人として働き始めた頃のこと。
その頃は一人暮らしで、食べたい時に食べたいモノを食べる様な不摂生な食生活。歯磨きはしていたが、就寝前に2分程度の軽いもの。
そんなある日、口内に違和感を感じる。水を飲むとしみる程度のことだったが、違和感は日に日に強くなる。
そして数日後、友人と晩御飯を食べに行ったとき。定食のから揚げを噛んだ瞬間!

「いってえ!」

経験したことのない痛み。その場はなんとか誤魔化したが、床についても痛みは取れない。
翌日、江坂で信頼できる歯医者へ。考えてみれば小学生以来10数年ぶりである。
若い男の先生は、診断するや否やこう告げる。

「上下併せて3本虫歯ですね。1本はかなり悪化してますし…。早めに治療しましょう。」

なんとまあ、10年以上ほったらかしてる間に、自分の口内では着々と症状が進行していたのだ。
そういえば子供の頃、テレビの某CMで

「芸能人は歯が命」

なんてフレーズを見たなあ、と思い出しながら、歯科医へと通う日々が始まってしまった。
幸いすぐに治療でき、現在では普通に過ごせているが、もうあの痛みは金輪際ゴメンである。